[PHP]ある曜日に該当する日だけを表示する

一年の中で、土日のみ抽出して表示したい時などは DateInterval を一日間隔にセットし、曜日をチェックすれば簡単です。
閏年を考慮した日数分ループさせるか、年が変わったらループを抜けるように設計するのがいいと思います。

こちらのサンプルでは配列として日曜(0)と土曜(6)を指定し、該当する日にちを表示します。

<?php
$year   = 2038;
$target = array(0, 6);		// 日曜と土曜

$datetime = new DateTime();
$datetime->setTimezone( new DateTimeZone('Asia/Tokyo') );
$datetime->setDate($year, 1, 1);

// 間隔
$interval =  new DateInterval('P1D');

// 閏年をチェック
$days = $datetime->format('L') == '1' ? 366 : 365;

$result = array();

for($i=0;$i<$days;$i++){
	if( in_array( (int)$datetime->format('w'), $target) ){
		$result[] = clone $datetime;
	}
	$datetime->add($interval);
}

foreach($result as $value){
	echo $value->format("Y-m-d l") . "\n";
}

実行結果

2038-01-02 Saturday
2038-01-03 Sunday
2038-01-09 Saturday
2038-01-10 Sunday
2038-01-16 Saturday
2038-01-17 Sunday
2038-01-23 Saturday
2038-01-24 Sunday
2038-01-30 Saturday
2038-01-31 Sunday
2038-02-06 Saturday
2038-02-07 Sunday
2038-02-13 Saturday
2038-02-14 Sunday
(以下略)

[PHP]閏年かどうか判定する

閏年は基本的に4年に一度ですが、100 で割り切れる年は閏年ではありません。 ただし、400 で割り切れる場合は閏年とするというややこしい法則があります。

if文で「%4==0」などを組み合わせて調べてもいいですが、関数「date(‘L’)」で閏年を簡単に調べられます。

<?php
$year = 2012;
if(date('L', mktime(0,0,0,1,1,$year))){
    echo "閏年です";
}

[PHP]ついやってしまいがちな汚いソース10種

私自身よくやってしまうので、自分への戒めも込めて「悪いソースコード」の例を幾つか上げてみようと思います。

1. 型を意識しないで変数を使いまわす

$num = 1234;
$num = 'number' . $num;
echo $num;

気をつけてないとかなりの頻度でこうなっています。PHP ならではの現象。

2. 条件分岐やループのネストが深すぎる

if($param[0] == 'a'){
  if($param[1] == 'b'){
    foreach($arr as $value){
      if($param[2] == $value){
        for($i=0;$i<=10;$i++){
          echo 'Hello, World!';
        }
      }
    }
  }
}

たいていは目的ごとに関数を定義すると綺麗にまとまることが多い気がします。

3. 一行に詰め込みすぎる

echo htmlspecialchars(number_format($dom->getElementsByTagName('test')->item(0)->nodeValue), ENT_QUOTES);

一旦変数に入れておかないとどんどん伸びていきます。

4. マジックナンバーを使う

someFunction(100,300,200);

書いてる途中は覚えてますが後で見直すとなんの数字だったかわからなくなります。

5. 後から for 文を書き足した結果 $i, $j を変な順番で使う

for($j=0;$j<=10;$j++){
  for($i=0;$i<=10;$i++){
    echo 'hello, world';
  }
}

書き換えるのが面倒くさかったりしてそのままにしておくとややこしくなります。

6. 細か過ぎる連結

echo '<a href="' . $url . '">' . '<img src="' . $src . '" alt="' . $alt . '" />' . "</a>\n";

ヒアドキュメント使うまでもないとき使いたくなりますが、ダブルコーテーションで括ったほうがまだましです。
厳密にはシングルクォートで連結するとわずかに早くなるそうですが我々は陸上選手ではありません。
printf() を使うのも良いと思います。

7. 省略しすぎる

if($p > $m && $t != 0){
    $nx = true;
    $cp = cp($p);
}

Javascriptなら有効かもしれませんが、変数に何が入っているか検討がつかないのはバグの元になります。

8. やたら複雑な配列変数を一発で宣言する

$array = array(
  'food' => array(
    'fruit' => array('apple', 'orange')
  ),
  'animals' => array(
    array(
      'name' => 'rabbit',
      'color' => array('name' => 'white', 'code' => '#FFFFFF')
    )
  )
);

どちらかというと関数設計段階での問題なので避けられないケースも有ります。
丁寧にインデントして可読性を高める等の工夫が必要です。

9. 命名規則があやふや

$arrUser    = array();
$categories = array();
$STRING     = 123;

getSomething( $arrUser );
load_something( $category );

すみません、私です。

10. すごく日本語

$toukousuu = 100;
$ninzuu    = 20;

$heikin = $toukousuu / $ninzuu;

これは絶対にやらない。でも他人のソースがこうなっていると嫌がらせかと思います。
$_POST[‘me-ru’] とか書いてあると鳥肌が立ちます。